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愛蘭土の林檎の木の下で

granna.exblog.jp

念願のケーキデコレーション Chocolate Rose Cake

先週から今週にかけて、英国オックスフォード在住の、
高校時代からの友人Ninuちゃんが、はじめてダブリンへ
訪ねてきてくれました。
ダンナ様のお仕事の関係で、彼女の英国暮らしも5年目を
迎えています。

15年前に結婚と同時に米国へ移ってからは、会うこともなかなか
できなくなりましたが、私がこちらへ来た半年後に偶然にも
オックスフォードへと移って来て、リアルタイムで話せる距離に
なりました。
それでも、私が2009年の夏にあちらを訪れてからは、
なかなか再訪できないままにいたのですが、ついに彼女のほうが
ダブリンへと訪ねて来てくれたわけです。
2010年の夏の終わりに、京都で一日だけ帰省が重なり、
ほんの少し会うことができて以来の再会でした。

しょっちゅうスカイプで話しているとはいえ、顔を見て話すのとは
違います。
5日間、目一杯しゃべり、食べ、飲み、楽しい日を過ごしました。
そんな中で、私がどうしてもやりたかったことがひとつありました。
それがケーキデコレーションを教わることでした。

彼女は昔から染めや織りを勉強し、仕事としてテキスタイルの
図案を描いていたこともあるアート系の人。
米国ではケーキコレーションを学び、インストラクターとしての
資格も持っています。
最近はオックスフォードでのネットワークも広がり、
依頼を受けてシュガーデコレーションのケーキを作ったり、
ワークショップをやっています。

私も興味はあってもなかなか出来なかったケーキデコレーション。
この機会に彼女に教えてもらおうと思っていたのですが、
ちょうどいい具合に誕生日を迎える友人がありました。
彼女のお誕生日ケーキを作るという目的もでき、
Ninuちゃんの提案でチョコレート細工の花を作ることに決定。
いよいよ制作に取りかかったのが、渡す2日前の夜でした。

必要なものは、最近オープンしたケーキデコレーションの専門店、
DecobakeKitchen Complementsで揃えました。
そして夜には土台のフルーツケーキを焼いてウィスキーを
しみこませ、一日置いておきます。
あとはチョコレート200gを融かしてグルコースを加えてよく混ぜ、
堅くなってきたら紙に包んで冷蔵庫で24時間寝かせます。

そして翌日の夜は、マジパンをのばしてケーキにかぶせ、
その上にのシュガーペーストをのばしてかぶせました。
そしてグルコースを混ぜたチョコレートでばらの花を作り、
のばして細く切ったチョコレートをリボンに見立てて、
ケーキに十字にかけ、ばらの花と葉っぱも添えます。
箱の裾の方には、型で抜いたたくさんの葉っぱを飾りました。
シュガーペーストのローズピンクに、チョコレート色が映えて、
なかなかシックで大人っぽいケーキが出来上がりました。


念願のケーキデコレーション Chocolate Rose Cake_e0149801_674215.jpg

もともと手作業が好きな私は、チョコレートのばらの花作りに
夢中になりました。
1枚1枚花びらを作り、形を整えてバランスよく重ねていく、
その作業の楽しいことと言ったらありません。
Ninuちゃんからも初めてにしては上出来だと、合格点を
もらいました。
シュガーペーストを含めてケーキデコレーションの材料は、
最近は近くのスーパーでもかなり豊富な品揃えになり、
アイルランドにもやっと、手作りの風が吹きつつある?

私がケーキデコレーションをやってみたかったのも、
単なる飾りとしてだけではなく、やはり最後は食べられるもの、
というのが、私の興味と繋がっています。
もっといろいろやってみたいなと思い始めています。
もちろん、これは趣味としてですが。
サプライズで、ちょっと早めの私のお誕生日プレゼントとして、
葉っぱの抜き型や、ちょっとした道具類をNinuちゃんが買って
くれたので、これからも続けられそう。

私が初めて作ったチョコレート細工のばらの花のデコレーション、
どうぞ見てやってくださいませ。
私の師匠Ninuちゃんのデコレーションはこちらでたっぷり見られます。
念願のケーキデコレーション Chocolate Rose Cake_e0149801_834012.jpg

by happytable-eire | 2013-05-17 23:59 | Life in Ireland