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愛蘭土の林檎の木の下で

granna.exblog.jp

夏の和食のおもてなし

こちらはもう、すっかり秋の気配で、今さら「夏」というのも
何なのですが、日本ではまだまだ酷暑が続いているとか。
残暑お見舞い申し上げます。

さて先々週のことですが、菜園主のLizと姉を招きました。
この夏、私が菜園で楽しませてもらっていることにお礼をしたくて。
なぜなら、この話がまとまったのは、姉がディナーに招待してくれた
時のことなんです。
姉の家で一緒になったLizと話をしていて、私の在英の友人が
allotment(市民菜園)を借りてとても楽しそうなので、
そういう場所がこの近くにないものか、と彼女に聞いたら
「うちへ来たらいい」と言ってくれたのです。
彼女はもともと野菜作りが好きで、今年も準備を始めてはいたものの、
仕事が忙しくて思うように進んでいなかったので、彼女にとっても
私が手伝うことが助けになったようです。

彼女がすでに種を撒いていたものに加え、私の手持ちのもの、
日本から持って帰ってもらったものを加えて、今の多種多彩な
ラインナップとなりました。
私も少しは経験があるものの、こんなに多種類の野菜をこんなに
広い場で作るのは初めてのこと。
でもLizの豊富な経験と知識のおかげで、大きな失敗もなく、
順調に収穫ができるようになり、本当に感謝しています。

そんなわけで、おもてなしの食材の主役は菜園の野菜たち。
メニューは
○胡麻だれそうめん、彩り野菜をたっぷり添えて
○コーンとエビとさやえんどうのかき揚げ、春菊の天ぷら
○菜っ葉いろいろ カマルグの塩と赤紫蘇塩添え
○なすと海老の煮物 
○鯛飯
○きゅうりの梅酢風味
○白桃のクリームソルベ

登場した菜園の野菜は・・・
若い小さめのズッキーニは細い千切りにして、茹でたさやえんどうや
人参とともにそうめんに添えました。
きゅうりより甘みもあって、ちょっと違った食感もおもしろい。

かき揚げに加えたさやえんどうは歯ごたえも残って彩りもきれい。
春菊は薄めの衣でカラッと揚げ、香りと歯触りを楽しみます。

とれたてのレタス類や水菜をざるにいっぱい、冷水でしゃきっとさせて、
塩をちょこっとつけて食べてもらったのですが、生野菜といえば
こちらではドレッシングが当たり前の感覚なので、塩だけというのが
新鮮だったようです。
梅酢につけた赤紫蘇を乾燥させて、すり鉢でよくすったのを塩と混ぜ、
ほんのりと酸味と香りのあるピンク色の塩は絶賛されました。

きゅうりも塩をして水を出してから、梅酢をたらしただけですが、
口直しにちょうどよかったです。

夏の和食のおもてなし_e0149801_1192667.jpgこれだけの料理の野菜が全部、自家製なのですから、本当にうれしい。
残念ながら、写真はほとんど撮ることはできませんでしたが、彩りもさわやかな夏のおもてなし膳となりました。

写真はデザートの白桃のクリームソルベ。
漆器のお椀のふたを使って盛りつけました。
このデザートについてはまた後日。
by happytable-eire | 2010-08-19 23:59 | ・Japanese