愛蘭土の林檎の木の下で

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Tea Brack

クリスマスまであと一月半。
何となくクリスマスが近づいている空気が漂い始めました。
日本のお正月の準備と同じ感覚なのですが、クリスマスの
準備を始める前に、戸棚や冷蔵庫の中の食品を先日から
整理しはじめました。
乾物や調味料の少しだけ残っているのを使い切ったり、
古いものを処分したり・・・
冷蔵庫は冷凍庫は霜取りのついでに整理。
古くなってるのは処分したり、早めに食べ切ったり。
こちらの冷蔵庫って自動霜取り機能がついていないことが
多いので、うちのも時々自分でしなければならないんです。

ついつい買ってたまってしまうベーキング材料を、とりあえず
手早く使い切ろうと、Tea Brackを久々に焼きました。
”black”ではなく”brack”、元はゲール語の”breac” か”breic”で
「斑点がある」という意味だそうです。
アイルランド伝統のフルーツケーキでドライフルーツを紅茶に
一晩漬け込んで使います。特徴はバターもオイルも使わないこと。
こちらではハロウィンの時に食べる伝統があるようで、先日まで
やたらとお店で見かけて焼きたくなっていたのです。

でも、実はこのケーキを紹介してくれたのがオーストラリア人
の友人、それも日本で、というおかしな話。
まだ結婚して間もない頃ですが、その友人のお母様が訪ねて
来られていて、その時に焼かれたのをいただいたのが最初です。
健康のために脂肪分を制限されていたご主人のために、よく焼く
のだとおっしゃっていました。
そして、それがアイルランドのケーキだと教えてくださいました。
ドライフルーツがたっぷりで、しっとり、ずっしり重い。
でも脂肪分がないのであっさりしていて、とても甘いのですが、
なぜかあとをひき、ついもう一切れと手がのびます。

いつもパウンド型で焼いていましたが、ハロウィンの頃は丸いのも
よく見たので、今回は丸型で焼いてみました。

このレシピが載っていたのは、アイルランドの古い写真とともに
それぞれの家庭に伝わる伝承レシピを集めた料理本だったので、
分量がかなり大ざっぱ。
今回はドライフルーツの消費が目的だったので、オレンジピールが
たくさん入り、ブラウンシュガーはかなり少なめでした。
また卵は間違って1個のところを2個入れてしまったりと、
かなりいい加減になったのですが、ちゃんとおいしく焼けました。
ただ砂糖が少なかった分、甘みが少し物足りない感じ。
実はこのケーキ、こちらでは必ずと言っていいほど、バターをぬって
いただきます。
生地には脂肪分がない分、バターを塗ると確かにおいしい。
せっかくカロリー低めでも、これでは同じことなのですが・・・
あ、濃いめの熱ーい紅茶も忘れずに。

追記 
お友達ninuckeyさんが作ってみたとTBしてくださいました。
その中で質問が出てて、私もうっかり書き忘れていたことなので追記
します。
フルーツケーキには焼き上がってからお酒をしみ込ませたりしますが、
Tea Brackは紅茶に漬け込む時にアイリッシュウィスキーを加える
こともあります。
紅茶とウィスキーを半々にするなど。
焼き上がりには多少ウィスキーの苦みと香りが残りますが、後から
しみ込ませるほど強くは残りませんし、アルコール分も飛んでしまい
ますから。
脂肪分がない分、普通のフルーツケーキほど長く保存はききませんので、
後からしみ込ませると、少し長く持つと思います。
(11.21.2009)



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by happytable-eire | 2009-11-09 23:59 | Baking