愛蘭土の林檎の木の下で

granna.exblog.jp

<   2009年 09月 ( 13 )   > この月の画像一覧

Århusでショッピング

デンマーク最終日、帰りの飛行機が夕方6時半発。
レンタカーの返却が3時でしたが1時間ほどなら延滞料なし、
ということがわかったので、思い切って約90キロ離れた
デンマーク第二の都市オーフスまで足を延ばしました。
ホテルのフロントで聞くと1時間で行けると言われましたが、
それは時速150キロくらいで走ったらの話でしょー。
でもフリーウェイはどこまでもまっすぐに伸び、慣れない右側通行も
何のその、ぶっ飛ばして行きました。

Herningだけを見てデンマークをジャッジするのは大間違い、
オーフスは素敵な街でした。
数々の美術館、昔の街を再現したアトラクションなど
訪れたいところはいろいろあったのですが、観光は大聖堂を
見ただけであとはひたすらショッピング。
さすが北欧のデザインと思わせられる洗練されたファッションや
素敵な色の雑貨もたくさんあったのですが、消費税25%の国では
何もかもが高く感じられます。
雑貨類はあきらめ、素敵な食品専門店でひたすら食材ショッピング。

e0149801_2485089.jpgデンマークといえば酪農製品でしょ、ということでお土産はチーズに決定。
どれも見た目が似ていますが、『トムとジェリー』に出て来るような穴があいたチーズもありました。
広いチーズ売り場を見るものの、デンマーク語表記だけではさっぱりわからず、お肉の加工をしていたお兄さんをつかまえてあれこれ質問。お薦めの物を4種類買いました。
デンマークのチーズとして知っていたのはサムソー、マリボー、ハバティ、ダナブルーくらいでしたが、まだまだ豊富にありました。
最近は低脂肪のチーズも増えているようで、
+25とか+45などの数字の表示が脂肪分の高さのよう。
また同じチーズでも熟成が浅い物から進んだ物まで3段階あったりと種類は豊富です。
価格はだいたい1キロ当り日本円で1000円から1200円くらいとかなりリーズナブル。
スーパーなのでそれぞれが800gから1000gに切り分けられています。
結局買ったのはDanbo 、Kras 、Enggaard
(デンマーク語しかわからない)の熟成度が高いもの。
それとチーズにぴったりの酸味の強いライブレッド、全粒粉のパン、
紫キャベツの酢漬け、ニシンの酢漬け、たらこ缶なども買い、
これで帰ってからのデンマーク風オープンサンドも再現可能。
友人が日本からお土産に持ってきてくれた日本酒や乾物で
帰りのスーツケースは食品でいっぱいになりました。

あと気がついたのは、デンマークの人はアイリッシュに負けず劣らず
ジャガイモがとってもお好きのよう。
5キロ入りのジャガイモが日本円で100円ほどの特売もあったし、
ゆでたポテトをマヨネーズで和えただけのが、サラダバーに
必ずありました。
そうそう、書き忘れていたけれど、朝食のバイキングにあったパテや
ハム類もおいしかったな。
今回はデンマークの食のほんの一部しか体験できませんでしたが、
また機会があればもっといろいろ食べてみたいですね。

e0149801_247754.jpg

[PR]
by happytable-eire | 2009-09-26 23:55 | Travel | Comments(0)

デンマークのDanish

2日目は友人の娘さんの試合当日。
午後からの開始前に応援の皆さんと会場内のカフェに行きました。
ここにはデンマーク名物のおいしそうなオープンサンドが
並んでいたのですが、バイキング形式の朝食を食べ過ぎて、
お腹がいっぱいで食べられませんでした。

普段は朝から何杯もミルクティーを飲むのですが、
ここでは紅茶と言えばアールグレーやフレーバーティーばかり、
それも薄すぎて私にはとっても物足りない。
やっぱりアイルランドの紅茶は世界一おいしいのを実感。

休憩時間に入ったところで、私は夕食の買い出しに出かけました。
e0149801_10301423.jpgお昼を食べなかったのでさすがにお腹がすいてきて買ったのがこれ、デニッシュです。
デニッシュというくらいなので、デンマーク発祥のパンかと思ったら、これが以外にもウィーンだそう。
デンマークのパン職人がたっぷりのバターや卵を使った生地に改良したのがその名の由来だとか。
スーパーのベーカリーコーナーでただひとつあったデニッシュ、中にはレモンカスタードクリーム。
クリームは少ししか入ってないし、アイシングももっさりしていたけど、思ったほど甘みも強くなく、
生地がさっくり柔らかく、よくある脂っぽさもなくておいしい。
素朴で素直なデニッシュでした。

e0149801_1034268.jpgあと、このキャラクターの可愛らしさに魅かれて買ったのがこれ。
「kakao」という表示からココアだと予想して買ったら大当たり。
子ども向けのかと思ったら意外に甘すぎず、さらっとしてなかなかおいしい。
何でマチルダなんて女の子の名前がついているのか分かりませんが、これってデンマーク版ペコちゃんってとこでしょうか。
他にも同じ「kakao」と字が入った飲料がいろいろあったので、デンマークの人はココア大好き?






夕食にはグリーンサラダミックスに小エビのオイル漬けを添え、
あとはニシンの酢漬けと日本からの白ごはんにお味噌汁。
このニシンの酢漬けも酸っぱいよりも甘さのほうがかっています。
アイルランドのと比べるとかなり甘ったるくて、デンマークの人は
やっぱり甘い物好き?
カフェでパンに紫キャベツの甘酢漬けを山のようにのっけて食べている
人を見て、日本人が白ごはんにお漬け物をつけて食べるのと似たような
感覚なのかな、と思いました。
それぞれの国の食文化を見るのって、ほんとうにおもしろい。
[PR]
by happytable-eire | 2009-09-25 23:55 | Travel | Comments(8)

デンマークへ 

2泊3日の強行日程でしたが、デンマークに行ってきました。
目的は日本から来る友人夫婦と会うこと。
そこの娘さんがあるスポーツの世界選手権に出場することになり、
応援に来るというので、こんな機会はめったにない、と急遽、
私も応援に行くことにしたのです。
何とラッキーなことに開催される市に一番近いBillund空港まで、
ダブリンからの直行便があったのです。
北欧へはまだ訪れたことがなかったので、ついでにもう少し
ゆっくりできればよかったのですが、いろいろな予定を縫っての
訪問だったので仕方ありません。

今回は娘さんが出場する試合にスケジュールを合わせていたので、
ゆっくりと食事に行く時間も取れませんでした。
また開催されていたHerningというところも大きな街ではなく、
夜になると開いている店もありません。
そこで仕方なく、夕食は夕方までにスーパーで買っておいた
出来合いの食品をホテルの部屋で食べることになりました。

メニューはFrikadeller、Rød Kål、スモークサーモン、
ポテトサラダ、どれもデンマークを代表する食べ物です。
Frikadeller(フリカデッラ)は豚肉のハンバーグみたいなものですが、
お肉の食感はあまり残ってなくて、まるで魚のすり身のような感じ。
玉ねぎが少し入っている以外はつなぎだけのようで、味付けも
とてもシンプル。でもソースがなくてもちょうどいい塩加減。
お醤油をかけたらご飯にいいおかずになりそう。
日本人の口にもよく合うと思いました。
Rød Kålは紫キャベツの甘酢漬けのようなもの。
甘酢漬けとはいえ、かなり甘め。発酵したお漬け物のような感じを
想像していた私にはかなり意外。
どれもビールとよく合い、私が友人のために家で焼いて持っていった
ブラウンソーダブレッドとも抜群の相性でした。

幸いバーだけは開いていたので、ご当地ビールCarlsbergで乾杯。
Carlsbergはドラフトが2種類あったのですが、アンバー色のダークが
とってもおいしかった。
普段あまりビールを飲むことはないのですが、これはすうっと飲めて
香りも良かったです。
日本でもいつで会えると思いながらなかなか会えなかった友人夫婦と、
遠い北欧の地で会えるなんて不思議です。
あっという間に会わなかった時間が解け、楽しい旅となりました。
[PR]
by happytable-eire | 2009-09-24 23:55 | Travel | Comments(0)

Elderberry

前にエルダーフラワーシャンペンを紹介しましたが、
(http://granna.exblog.jp/10538086
http://granna.exblog.jp/10741431)
その花が実ったベリーが旬を迎えています。
義兄の誕生日パーティーでウェストコークに行った帰り道、
休憩に車を止めたところで車を降りると、鈴なりに実った
エルダーベリーの木がありました。
初めて見ましたが、葉っぱの形からも間違いはありません。
そのほとんど黒に近い紫色の実を一粒食べてみると、
独特の香りがエルダーフラワーと同じでした。
高いところのは夫にも手伝ってもらって、袋一杯の実を摘んで
持って帰ってきました。

私の保存食のバイブルを調べて見ると、シロップ、ジャム、
ジェリー、ソースなどのレシピが出ていました。

でもあまりエルダーベリーのジャムなどは店で見かけません。
どうもエルダーベリーだけだとちょっとくせもあって、
あまりおいしくないようです。
すぐそばにあったブラックベリーも一緒に摘んで来たので
ジェリーを作ってみました。
ジェリーというのは煮て漉した汁に砂糖を加え、ペクチンで
固まるので、きれいなゼリー状でジャムと同じように使います。
また自然の酵母で発酵させてワインも作れるようで、
夫が昔、このワイン造りを手伝ったことがあるそうです。

あとはシロップを作ってブランディーを加えて保存。
これはハーブのことを勉強している友人に教えてもらった、
風邪に効くという薬用酒です。
残りはドライにして保存。

エルダーベリーは和名はニワトコ。
ヨーロッパでは古くから万能薬としてさまざまに利用されてきたそうです。
免疫力を高め、とくに風邪の症状を抑えたり、抗ウィルス作用もあるので、
サプリメントなどにも広く利用されています。
日本にいる時は花梨酒や花梨のはちみつ漬けがわが家の冬の風邪対策に
大活躍でしたが、郷に入っては郷に従えで、この冬はエルダーベリー酒で
乗り切ります。

e0149801_1822897.jpg

[PR]
by happytable-eire | 2009-09-21 23:55 | About food | Comments(8)

包むセンス

フランスで出会った包装紙が素敵なものが多かったので
まとめて紹介します。
くしゃくしゃっと、大雑把に包んでも何となくサマになる、
ちょっとしたところにセンスの良さを感じることが多く、
これもお国柄でしょうか。
脂などがしみて汚れててちょっと見苦しいですが・・・

e0149801_93823.jpgマーケットのお肉屋さんは、どのお店も防水加工をした紙に包んでくれました。
右がお肉屋さんの、左がソーセージ屋さんのもの。







e0149801_9401079.jpgこれもお肉屋さんのもの。
こちらは村へ出張販売に来るお店ので、写真ではちょっとわかりにくいですが、販売の車とお客さんの様子がイラストで入っています。
背景もいかにも山間の村といった感じで、ニワトリなんかもそばにいて、きっと何十年も変わらぬデザインなのでしょう。
文字で何が書かれているのか気になるところですが、(辞書を引いてみましたが、イマイチ分からず・・・)
こんなのに包まれていると、普通のハムもおいしそうに感じられます。
実際、ここのハムはとってもおいしかったのですが。
他にもお肉屋さんのでピンク色のギンガムチェック模様のが
ありました。でもそれがいやらしくなく、とにかく可愛い。

e0149801_94118.jpgこれはフランボワーズのタルトを買ったパン屋さんのもの。
1個ずつ小さな箱に入れて、それをこの袋に入れてくれました。
このお店のオリジナルのものではなさそうで、パン屋さんやお菓子屋さん用にデザインされた量販されているものだと思いますが、ちょっとノスタルジックで洗練されてないところが可愛らしくて気に入ってしまいました。
紙の材質もプリントも上等ではないところがまたいいんです。
隣のパン屋さんでクロワッサンを入れてくれた袋にも、
同じような雰囲気の安物っぽい目覚まし時計のイラストが
プリントしてあり、それがまた可愛かったです。

フランスというとファッションの国というイメージがありますが、
たしかに肉屋さんでも、およそ肉屋のイメージとはほど遠い、
きれいに髪をアップして、普段着だけどちょっとエレガントな
服装の女性が店番をしておられて、妙に感心してしまいました。

飾らないところにセンスが感じられる、そんなところが素敵でした。
[PR]
by happytable-eire | 2009-09-17 23:55 | Travel | Comments(10)

フランスのパン

この前はお菓子でしたが、フランスの食で忘れてはいけないのが
パンのこと。
日本では昔、バゲットのことを「フランスパン」と呼んでいて、
私はその「フランスパン」が好きでした。
今のバゲットと比べたらずっと日本風だったと思いますが、
小麦粉と塩だけの、クラストがかたいバゲットのほうが
ふわふわの食パンよりも私は好きだったのです。
あごが痛くなるほど噛みごたえのある、でもクラムはしっとりした、
私好みのバゲットが買えるパン屋さんが、今では日本にもたくさん
できましたね。
バゲット、バタール、フィセル、カンパーニュ、クロワッサンなど、
すっかりフランス語そのままの名前で定着していますが、
当時はフランスパンと言えばバゲットだったのもおかしいですね。
十代の頃に初めて食べた、神戸の『ビゴの店』のバゲットは
衝撃的においしいと思ったし、京都に10年ほど前にできた
『ル・プチメック』は家からも近く、焼き色がしっかりした
バゲットがとっても好きでした。
この店は外国人にも人気が高く、フランスに行ったことのある人が
本場のバゲットの味だと言っていました。

e0149801_3183215.jpgそんなわけでフランスでパンを食べるのはとても楽しみでした。
滞在していたお家の隣が村のパン屋さん。
たくさんは売ってないけれど、ディスプレイもとってもおしゃれ。
この店ではクロワッサンを買いましたが、かなり大ぶりで柔らかくてふわっとした感じ。さくっとした香ばしさはなく、残念ながら
特別においしいということはありませんでした。
最近は日本のおいしいパン屋さんのクロワッサンだと生地の層がさくさくしててバターの香りもしっかり。それと比べるとかなり普通の感じ。
ただバゲットは平均しておいしかったし、お友達お薦めのBio(オーガニック)の粉を使ったバゲットは特別においしかった。
こういうシンプルなパンは粉とテクニックで味が決まるので、さすがだと思いました。

今まで訪れた国でパンがおいしいと思ったのはオーストリア。
短い滞在でしたが、種類も豊富でどれを食べてもおいしかったのが
印象に残っています。
パンはその国の人たちの主食だし、それぞれの国でできる小麦に
合わせたパンが焼かれているのでとても興味があります。
それにしても、今や日本の製パンの技術やパンの種類は世界一かも、
と、フランスのパンを食べて思いました。

e0149801_3145415.jpg

[PR]
by happytable-eire | 2009-09-16 23:55 | Travel | Comments(2)

フランスで食べたお菓子

日本では世界中ほとんどの食べ物が食べられるようになり、
特にお菓子は世界一の品揃えと言っも過言ではないほど。
日本の洋菓子は本場にも負けないどころか、今や本場をしのぐほど
素晴らしい菓子職人が数多くいらっしゃいます。

大流行のマカロン、ダブリンにもようやくパリの有名店が
高級デパートに出店したようですが、日本でもブームになって
数年たちますが、いまだに人気は衰えてない様子。
ヴァレンタインともなると世界の一流のショコラティエによる
チョコレートを集めて、各デパートがしのぎを削ります。
でも私はあの色とりどりのマカロンが好きではないし、
1個何百円もするチョコレートにもあまり魅力は感じません。
むしろお菓子屋さんやパン屋さんにおいてあるような、
素朴な郷土菓子のようなお菓子が好きです。

e0149801_10183050.jpgそんなお菓子のひとつ、カヌレがマーケットのパン屋さんの片隅に置いてありました。
このお菓子、何年か前に日本で一時流行りましたよね。
といってもブームが去ってしまうと、とたんに見かけなくなる、流行りものが好きというか、飽きっぽいというか、日本ではこういうこと、よくありますよね。
流行っていた時は興味を持って、見つけると買ってみました。
これ何?というほどひどいのもありましたが、時にはとってもおいしいのもあって、けっこう好きなお菓子でした。
外側がカリッと香ばしく焼けた苦みと、卵と牛乳たっぷりの生地が
柔らかくっておいしかったけれど、日本人にとっては甘みも強いし、
バターもたっぷりであまり好まれなかったのかな。
小ぶりの独特な型と。その型に蜜蝋を塗って焼くので、
冷めても蜜蝋で固められて中身はしっとりとしているのが特徴。
申し訳ないけど、ひとつだけ買ってみました。
フランスのカヌレに期待大だったけれど、前に食べたのとまったく違う。
焼いたというより蒸したような感じで、モッチリとした生地が
かなり重い。バターもあまりきいてないし、外側も全然
カリッとしてなくて、全体が柔らかい。
これにはかなりがっかりでした。それともこれが本場の味?
ボルドー地方の郷土菓子らしいので、そちらで食べたらまた違う?

もうひとつ、パン屋さんで買ったフランボワーズのタルト。
これはとびきりということはないけれど、フツーにおいしかった。
しっかり焼き込まれたタルト生地にカスタードクリームと
味の濃いフランボワーズがたっぷり。
クリームはアーモンド香料で香りをつけてあったような感じだけど、
まあ、そこはパン屋さんのお菓子。
形もいびつで飾り付けも雑だけど、それもご愛嬌。
値段も可愛かったし、入れてもらった袋が素朴で可愛かったし、
こちらは大満足でした。


e0149801_1445227.jpg

[PR]
by happytable-eire | 2009-09-15 23:55 | Travel | Comments(6)

いちじくの村

滞在しているVézénobresはいちじくで有名な村です。
e0149801_19374582.jpg

来月の終わりに開催される村のお祭りもいちじく祭り。
村に中にはそれぞれの家の庭だけでなく、道端やそこいらじゅうに
いちじくの木が生えていて実をつけています。
また村の中にいちじくの種を保存することを目的にした畑があり、
この地方に伝わるさまざまな種のいちじくが植えられています。
村の中を歩きながらでも、勝手に生えて育った木から実をつまんでも
たくさん食べられるのですが、今日は畑に連れて行ってもらいました。
村の人なら自由に穫って食べていいそうです。
私は小さい頃からいちじくが大好きで、今でも特別に好きな果物。
昔から田舎の祖母や親戚の家の庭に木があり、木から穫っては食べ、
食べ過ぎて気持ち悪くなるほど食べたものです。
その頃のことを思い出しながら、今日もたくさん食べました。

ここのいちじくは実の小さいものがほとんどで、色は赤だけでなく、
きれいな黄緑色やベージュのようなのもあります。
いちじくというより、英語の「fig」フランス語の「figue」のイメージ。
赤でも黒に近いほど深い色のから、明るい赤まであるし、
実も柔らかいのやかちっとしているのに中は熟しているの、
味も凝縮したように甘いのから、酸味が強いもの、さっぱりした
甘さのものなどさまざま。
残念ながらそれぞれの種の名前がわかりませんが、それぞれに
お菓子に良さそうとか、ジャムにいいとか、和食にもいけるなとか、
いろいろとイメージがふくらみました。

まわりに何もないので日当りも風通しもいいのですが、良すぎて
土が乾き過ぎているのではないかと気になります。
いつものことなのか、今年の天気でそうなのかはわかりませんが、
木についたままの実が乾いてドライになっているのもあります。
特に手入れされている様子もないそうですが、何十本もの木が
たくさんの実を付けています。
いちじくの生命力の強さはすごいものですね。

穫れたいちじくでRoast Fig and Honey Tartを作ってみました。
焼いても味がしっかりしてそうな、しっかりしたいちじくを選び、
空焼きしたパイクラストにのせて、はちみつ少々と溶かしバターと
マルサラ酒を合わせたのをグレーズにして焼き上げました。
レシピ通り、コアントローがあればもっとオレンジの香りでもっと
いちじくの香りがひきたったでしょうね。

これは私が好きなTamasin Day-Lewisの「The Art of The Tart」の
レシピ本の裏表紙の写真にもなっていて、ずっと憧れていました。
日本の大きくて柔らかいいちじくではどうしても作れなかったパイ。
今日はスーパーで見つけたオーガニックのパイシートを使いましたが、
さくっと焼き上がったパイに焼いてさらに味が凝縮したいちじくが最高。
長年の想いが果たせました。

e0149801_1938849.jpg

[PR]
by happytable-eire | 2009-09-14 23:55 | Travel | Comments(6)

夏らしいランチ

夜遅くになってもお腹いっぱいで何も食べられません。
お客様が来られたのが2時で、それから飲んで食べて・・・
ランチだったし、お腹にドーンとくるような料理はなかったのに、
やっぱりたくさん食べたのでしょうね。

お客様は友人のフランスでのお友達ですが、アイルランド人と
フランス人のカップルとその息子さん。すてきなご家族でした。

e0149801_020387.jpg今日はいろんなお料理を一度に並べましたが、手をかけた一品は豚足と豆のテリーヌ。
マーケットのお肉屋さんで、初めて買ってみた茹でた豚足を刻み、ひよこ豆と生のうずら豆をゆでたのと、インゲン豆、トマトを豚足のゆで汁に粉寒天を加えて寄せてよく冷やしました。
ゆで汁はたっぷりのコラーゲンでぷるぷると固まっていて、こりこりとした豚足の食感とホックリしたお豆がいいコントラスト。
時間がなかったので寒天を使ったのですが、ゼラチンだったら
もっとバゲットのスライスにもよく合ったでしょうね。

そしてもう一品は私の大好きな夏野菜の定番、バルサミコのマリネ。
野菜を大きく切ってオリーブオイルで素揚げにして、バルサミコ酢、
醤油、ニンニクとレモン汁、レモン皮のすりおろしを合わせたマリネ液に
くぐらせてよく冷やしていただきます。
なす、ズッキーニ、パプリカ3色、かぼちゃ、人参、玉ねぎ。
素揚げで柔らかく火を通し、オリーブオイルのコクも加わって、
ニンニクのきいたマリネ液がよく合います。
マリネ液はたくさん作ってどっぷり漬け込まなくても、
さっとくぐらせるだけで十分。
よく冷やしている間にしっかりと味がしみ込みます。
日本では夏によく作ったのですが、この夏は一度も作りませんでした。
おいしい旬の夏野菜を味わう料理なので、アイルランドの気候には
そぐわないのですが、南フランスの太陽の下にはぴったり。
大きなお皿にドーンと盛りつけてメインのようになりました。
野菜料理でしたが、これが一番人気。

e0149801_0203713.jpgあとはマーケットで買った5種類のソーセージとアンチョビ(片口いわし)と小さなイカをさっとグリルしてお醤油をたらっとかけてレモンを絞るだけでシンプルに。
他には生ハムで山羊のチーズとイチジクを巻いてオーブンで軽く焼いたもの、フムス(ひよこ豆のペースト)、山羊のチーズ、そしてバゲット数種。
山盛りのインゲン豆もゆでただけで出しましたが、それだけでおいしかった。

南フランスの豊かな食材を堪能した午後でした。
[PR]
by happytable-eire | 2009-09-13 23:55 | Travel | Comments(1)

クレープの国で

昨日から友人の南フランスの家に滞在しています。
Niemsの空港から車で1時間弱のVézénobresという中世にできた村。
石畳の坂道や家と家の間の細い通路や階段がたくさんあり、
年代を感じさせる乾いた色の石造りの家が建ち並んでいます。

今日は隣町のAlesのマーケットに連れて行ってもらいました。
このマーケットは常設で、毎日開いているそうですが、土曜日はとくに
お店の数が多いとのこと。
肉、魚、野菜、パン、お菓子、チーズ、スパイスまでフレッシュな食材は
ほぼ揃います。
私にとって一番の興味は食材。
どんな食材があるのか、鮮度は?品質は?値段は?と興味はつきません。
さすがに地中海性気候の地域なので、色とりどりの野菜が豊富。
もちろんほとんどはアイルランドでも買えますが、新鮮さが違います。
フランスはEU最大の農業国で、たしか食料自給率は100パーセントを
超えているはず。
すべて地元の産物で食卓をまかなえるというのは、うらやましい限り。

明日は友人のお客様が来られるので、そのための食材を買い出しして、
おなかがすいたので友人おすすめのクレープカフェへ。
e0149801_529716.jpg飲み物はシードルを注文すると、高さ30cmくらいに陶器製のピッチャーと小さなボウルが運ばれてきました。
ピッチャーの口元にはこんもりと泡がたっています。
きっと樽から注がれたのでしょうね。
これがとってもおいしかった〜
いくら夏の終わりに近づいているとはいえ、太陽が照りつける中を歩いていたので、よく冷えたシードルはさわやかにのどを潤してくれました。
でも、シードルは結構アルコール度数も高く、ボウルに2杯も飲むと
すっかりいい気持ちになってしまうほどでした。

e0149801_5301845.jpg友人のおすすめで注文したのが鴨とマッシュルームのクリームソースのとキャラメリゼしたリンゴのクレープ。
鴨のほうはガレットと呼ばれるそば粉入りのクレープでちょっとぱりっとした軽い食感。
鴨もマッシュルームも素材の味がしっかりしていて、クリームのコクにまけてない。ちょっと塩気がきいたガレットとよくあっていました。
デザートのほうの包まれてるのは、タルトタタンのりんごのようにしっかりキャラメリゼしてあって、添えられたバニラアイスが全体ををマイルドにまとめてくれます。クレープはこちらもやや軽め。
二人で半分ずつでもおなかがいっぱいになりました。

このあともスーパーなどを回り、食材をいろいろみてきました。
買った食材で明日はランチを料理します。
[PR]
by happytable-eire | 2009-09-12 23:55 | Travel | Comments(8)