人気ブログランキング | 話題のタグを見る

愛蘭土の林檎の木の下で

granna.exblog.jp

Bagel

今日はベーグルを焼きました。
子どものお昼は毎日がサンドイッチなので、変化をつけるために
時々違うパンを使います。
具は同じでもパンが違うと、別物になりますからね。

ベーグルは生地がしっかりつまって、食感がもちっとしたのが
私の好み。
サンドイッチもいいけれど、カリッとトーストして、
バターとクセの強いはちみつやマーマレードつけるのも好きです。

20年前に初めてNYで食べたベーグルが、忘れられないくらい
おいしくって、試行錯誤を重ねました。
自分で納得するものが焼けるようになったのはこの数年ですが、
今使っているレシピは発酵が一度なので時間もかからず、
お気に入り。
レッスンをしていた時も人気が高かったベーグルです。

水分が少なめでかための生地をしっかりこね、ベーグル型に成型。Bagel_e0149801_1053548.jpg
30分ほど発酵させたら、糖分を加えたお湯で茹でるのが特徴です。
こうすることで表面の発酵を止め、
堅い皮ともちっとした食感が
生まれます。
また、糖分で生地がコーティングされ、きれいなつやと焼き色が出ます。
今はモラセスを使っているので、茹でる時のお湯はこんな色。
生地にもうっすら色がつき風味も増します。
この糖分は蜂蜜や砂糖でもいいのですが、私はモルトシロップが
一番いいつやが出て、独特の風味も好きです。

今日は生地がやや硬めで伸びが悪かったので、
少し亀裂が入ってしまいましたが、
皮がパリッとして、つやのあるベーグルが8個焼けました。

週に2〜3回はイーストを使ってパンを焼くのですが、
大きな不満があります。それは粉の種類が少ないこと。
パン用の小麦粉は、ほとんどがアイルランド大手のOdlumのしか
売っていませんし、お店によっては扱っていないことも多いです。
健康食品を扱うお店で、たまにオーガニックのものを見かけますが、
それも白い強力粉はめったになく、需要が少ないから価格も高い、
というわけで、パンによる小麦粉の使い分けなどまったく不可能。
日本でも、今のようにいろいろな小麦粉が買えるようになったのは
最近のことですが・・・
たしかに、こちらで普通に売っているパンの種類も豊富だし、
質もそこそこ揃っているで、家庭でパンを焼く人は少ないのでしょうね。
ホームベーキングがもっと普及してくれることを祈る。無理か・・・

Bagel_e0149801_1063820.jpg
by happytable-eire | 2009-02-04 23:55 | Baking