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愛蘭土の林檎の木の下で

granna.exblog.jp

クリスマスイヴのおでん

年も明けた今頃に”クリスマスイヴ”なんてタイトルを入れてしまいましたが、
中身はおでんの話です。
昨年のクリスマスは、とても穏やかで暖かな日だったのですが、
前日はひどい嵐でした。
不安定な天気が続いてはいましたが、特にイヴの日は朝から雨と強風。
クリスマスプレゼントをまだ買ってなかった息子は、
その中を出かけなければならず、びしょ濡れで帰ってきて
クリスマスに悪態をついていました(笑

夕方近くなって、急におでんが食べたくなりました。
およそクリスマスらしからぬのは承知の上でしたが、
大荒れの天気のせいで、ほっこりと温まるものが食べたくなったのです。

前々日に街へ行った息子に買ってきてもらった大根と豆腐もある。
前日にお節料理用のかまぼこの試作をした時に残った白身魚のすり身もある。
大根は滅多にないほど新鮮でおいしそうだし、卵、じゃがいももあるので、
この嵐の中、買い物にも行かなくてもいい --- よっしゃ、決まり!

というわけで、もう6時近かったのですが、俄然やる気がわいて、
とうとう始めてしまったわけです。
こちらへ来てからは、おでんを作るのは大仕事。
美味しい練り物がないので、それを作るところから始めるからです。
手の空いている時に練り物を作っては冷凍しておいて、
いい大根が手に入った時を見はからって作るので、ひと冬に一度がいいところ。
今回のように思い立ってすぐ、というのは初めてでした。

限られた時間で美味しく作るには、手際良く調理しなければいけません。
まず昆布と鰹、いりこで出汁をとるのと、大根の下ゆで、
こんにゃくの下準備を同時進行。
厚揚げ用の豆腐の水切りもします。

出汁を合わせて味をととのえ、とりあえず大根とこんにゃくを炊き始めます。
骨つきの鶏肉もあったので、それも加えました。
そしてゆで卵も作り、加えてゆきます。
これでゆっくりと煮る必要のあるものは完了。あとはことこと煮るだけ。

そして厚揚げを揚げ、できたらそのまま加えます。
ここらでじゃがいもも加えて、ことこと。

次は練り物作りです。
今回は少しだけ玉ねぎの刻みを加えて揚げました。
そしてそれもおでんに加えて、ことこと。

もう全部がいい感じになったあたりで、里芋を加えて、さっと。
8時頃にはしっかり味も染み込んでいたのですが、
夫と息子が友人宅のサンタさんの手伝いに駆り出され(笑
鍋カバーをかけて保温しておいたので、さらに味が染み込み、
冷え込むクリスマスイヴのおでんも、またオツなものでしたよ。
翌日はドーンと重たいクリスマス料理が控えていたので、
そういう意味でもよかったかも。
見かけはとっても地味ですが、短時間で仕上げたわりにはおいしく、
やろうと思ったらこんな時間でできるやん、ということもわかりました。

というわけで、今月の和食のワークショップでは、
おでんにトライしてもらおうかなと考えています。
クリスマスイヴのおでん_e0149801_814638.jpg

by happytable-eire | 2014-01-13 23:59 | ・Japanese