愛蘭土の林檎の木の下で

granna.exblog.jp

自家製味噌を開けた後の楽しみは・・・

さて、先日開けてみたお味噌。
酒粕で蓋をしていたと書きましたが、これは酒粕の殺菌効果で
カビを防いでくれる効果があるようです。
いつもというわけではありませんが、酒粕があれば使っていました。
今回はたまたま日本から送ってもらって残っていて、かなり色も
変わっているのがあったので、それを蓋にしておきました。

この酒粕の蓋をするのは、もう一つおいしい点があります。
というのは、出来上がったあとの酒粕で作るお汁が、
めちゃくちゃおいしいこと。
味噌は熟成する過程で、必ず水分が上がってきます。
これはいわゆるもろみで、麹の旨味がぎゅっと詰った
おいしい液体なのですが、酒粕がそれを吸ってしまうので、
酒粕の旨味がグンと増すことになります。
それを溶いて作ったお汁は、味噌汁と粕汁の両方のおいしさを
併せもったお汁になるというわけです。

金曜のお昼にはお客様があったので、この酒粕で具だくさんの
豚汁をお出ししました。
ターナップ、人参、パースニッップ、リーク、韓国食品店に
あった里芋をたっぷり、その他冷蔵庫に残っていた切れ端の野菜も
全部と豚バラの薄切りをなたね油でよく炒めてから水を加えて煮て、
味噌の蓋をしていた酒粕とお味噌をバランスよく入れて仕上げます。
新味噌の風味をストレートに味わって欲しかったので、出汁はなし。
でも昆布やかつおの旨味も必要ないほど、いいコクが出ていました。
たっぷりの野菜と味噌と粕だけで、信じられないくらいおいしかった。
なんというか、からだ中が満たされる感じがしました。
まったくの手前味噌なのですが、お客様にも喜んでいただきました。
朝から冷たい雨の降る日でしたが、しっかり温まりました。
あとは栗ごはんとお惣菜数品、豚肉の塩麹漬けをグリルしたもので
秋らしい食卓になりました。

栗は韓国食品店で500gほど買いましたが、2ユーロちょっとでした。
皮を剥くのだけは手間がかかりますが、あとは塩とお酒だけで、
シンプルに。赤米を少し加えてアクセントを加えましたが、
これもなくてもよかったですね。
以前、スペイン産の栗を使って栗ごはんを炊いたときは、
栗自体は甘いのに日本の栗とは風味が違って、あまりおいしく
なかったのですが、昨年炊いたのは風味もあっておいしかった。
今年のは昨年のほどアクが強くなかったですが、日本の栗と
変わらない感じでした。

でも、その日のメインはなんといっても粕入の豚汁。
秋の恵みと初物のお味噌を友人とも一緒に味わえて、ほっこり幸せな
午後でした。
e0149801_3443934.jpg

[PR]
by happytable-eire | 2012-10-29 23:59 | ・Japanese | Comments(0)