愛蘭土の林檎の木の下で

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春の味、春の香り

少し前のことになりますが・・・
先日書いたやネトルやワイルドガーリックも春の味ですが、
昨年一昨年の春にも摘んだわらびもまた、春の味。
今年は摘む機会がないままにいたのですが、ウェストコークの
兄を訪れた先々週、犬と散歩に出て道端にわらびを見つけました。
もうこんな時期ですから、ほとんど伸び過ぎていたのですが、
まだ食べられそうなのもあったので、少し摘んで帰りました。

兄は食べられることを知らなかったのですが、興味がわいたらしく、
どうやって食べるかと聞いてきました。
一番なじみがあるのは天ぷらだと思ったのですが、私も天ぷらには
したことがなかったので調べてみると、一旦茹でてから揚げても、
そのまま揚げてもいいようです。
要はどの程度苦みが残るか。
兄は結局、生のまま揚げたけれど苦みも強くなくおいしかったと
電話がありました。

e0149801_23455755.jpgそれなら、と私も初めて天ぷらにしてみました。
思ったよりは苦みがありましたが、まさにこれは春の味。
大好きなたらの芽やふきのとうの天ぷらを思い出しました。
あと、菜の花の菜っ葉の苦みも好きですが、ここにはないもの
ばかり。からし合えとか、食べたいなあ。
春は苦みを取ることが、体を目覚めさせてくれるとか。
それが自然のことなんですね。

春らしいものといえば、なんといっても桜。
意外にこちらでも桜はたくさんあるのですが、ほとんどは
色が濃いめの八重桜です。
日本のようにあっという間に散ることなく、かなり長い期間
花が咲いていて、桜や梅などバラ科の植物の花粉にアレルギーが
ある私にとっては、なかなかやっかいです。
でもアレルギーとはいえ、桜餅の葉っぱや桜の花の塩漬けの独特の
香りは、やはりなつかしい。
調べてみると、桜の花の塩漬けは八重桜で作ることがわかり、
それなら一度作ってみようと思ったのが4月の終わり頃。
こちらのHPを参考にさせていただいて、作ってみました。

e0149801_2346368.jpg近くの並木に何本かある桜の木から、手の届く範囲で七分咲きの花を少し摘ませてもらい(ごめんなさい)、花の重量の20%の塩で塩漬けにします。
今回はお試しで量が少なかったので、小型の漬け物容器を使いました。日本の100均で買ったものですが、重宝しています。
水が上がってきたら軽く絞って、白梅酢がなかったので赤梅酢と漬け汁にもう一度漬け込んで、軽く日に干してから塩をたっぷりまぶしておきます。

アレルギーがあるので、自分で試食をすることはできませんが、塩を落としてお湯を注いで桜湯にしてみたら、なんともいえない桜の香りが広がりました。
色もピンクがきれいに残っています。意外と簡単にできました。


他に春の味や香りでなつかしいのが、筍と山椒。
ちょうど今の時期、田舎の親戚の家の竹林で筍掘りをしました。
堀立ての筍を米ぬかを加えて、大きな鍋で茹でたのがなつかしい。
山椒の葉はちょうど今頃、どんどん出てくる新芽を摘んで、
筍の木の芽和えをよく作りました。
あの清涼感は、他にはない香りです。
京都の家の庭にも田舎の庭から苗を移したので、いつでも
たっぷり使えました。
でも、うちの庭のは実はつかなかったので、5月の終わり頃には
山椒の実を摘みにわざわざ田舎まで行き、刺で手を傷だらけに
しながら摘んだものです。

こうして書いてみると、私に刷り込まれている日本の春の香りは、
全部食べ物と繋がっています。
私にとってはアイルランドで3回目の春ですが、春の香りでは
まだまだ日本に軍配が上がりそうです。
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Commented by cheezo at 2011-05-12 10:25 x
春の香りかぁ・・・先月、桜餅が無性に食べたかったんですよね。さくらの葉っぱの塩漬けもできるかしら?
桜の花の塩漬け私も来年挑戦してみます。ロールケーキなんか作ったときの飾りや、クリームに少し混ぜてみたりして使えないかな~なんて思います。
神戸では春といえばいかなごの釘煮かな。みんな家で煮るので、どこからともなく、甘い香りが漂ってきます。ほかほかのご飯にあれがあれば本当に何杯でもご飯をお代わりできちゃいます。
Commented by happytable-eire at 2011-05-12 16:11
☆cheezoさん、桜の葉っぱの塩漬けも簡単そう。
実は私もついでに漬けてみたんだけど、紹介したHPに出てたのを
あとで気づいてみてみたら、湯通ししないといけなかったみたい。

いかなごの釘煮、私も好きでした〜
毎年、ダンナ様が神戸出身の友人からいただきました。
確かにあれはご飯がいくらでも食べられる!
by happytable-eire | 2011-05-10 23:59 | ・Japanese | Comments(2)