愛蘭土の林檎の木の下で

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米粉のあんパン

ちょうどひと月ほど前だったでしょうか、何やらずっしり
重い小包が日本から届きました。
開けて見ると、京都の友人Aさんが送ってくれたパン用の米粉。
彼女は自宅でパン教室をしておられる活動的なお母さんです。
昨年にもモズクンそばを送ってくださったりと、楽しみを
届けてくださるのがとてもうれしい。

米粉のパンというと、はじめは小麦アレルギーの人のために
開発されたイメージがありましたが、ここ数年は味や食感の
ヴァリエーションとして、米粉配合や米粉だけのパンが
いろいろ出てくるようになりました。
ホームべーキング用にもパン用の米粉が買えるようになり、
送っていただいたのはその一種です。

小麦粉のパンがふわっと柔らかい生地になるのは、
小麦たんぱくのグルテンが網目状になって、酵母(イースト)
の働きで生まれるガスを閉じ込めてくれるから。
米粉にはグルテンのような弾性のある成分がないので、
小麦グルテンを添加して、柔らかい食感のパンを焼ける
ようにしたのが、パン用の米粉です。

一般的に小麦粉のパンを焼くには、こねた生地を発酵させる
時間が必要ですが、この粉はそれが不要。
生地をこねたらすぐに成型して仕上げの発酵をして、
焼けば出来上がりというわけです。

初めて使う粉なので、とりあえずレシピ通りで。
レシピもいくつか付けてもらっていた中から、あんぱんを
友人の家での持ち寄りランチに持って行くつもりだったのですが、
他の準備が全部できてから粉をこねはじめて、1時間半後には
出かけることができました。早いっ!
生地は卵黄とバターが少しだけ入りますが、生地自体のかなり
シンプルです。
はじめはベタベタですが、こねているうちにグルテンが形成
されてくるとこしが出てきます。
でも小麦粉のパンに比べると、生地に何となくざらっとした
感じがあり、ちょっとお団子の生地のよう。
でもだんだんとつやも出てきて、滑らかになってくるので、
丸めて少し休ませ、あんを入れて成型です。
そのあと40分ほど仕上げ醗酵させて焼き上げます。

生地の扱いやすさは小麦粉の生地とそんなにかわりません。
そして焼き上がりはきれいな焼き色がついて、おいしそう。
ちょっと時間が長かったので焼き色が濃いめですが、
クラストが香ばしく、クラムはしっとりしています。
食感がとても軽く、味もあっさりとして、あんとの相性も
抜群です。

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ランチの後で試食してもらったのは二人の日本人女性。
そして「木村屋のあんパンのような感じ」との感想をいただきました。
実は私はかの有名なあんパンの元祖、木村屋のあんパンを
食べたことがないのですが、よく考えるとこれは最上級の褒め言葉です。
木村屋があんパンを作ったのは日本人の口にも合うパンを求めてのこと。
米という、日本人の食生活の根っこにある食材があんパンに合うのは
あたりまえのことかもしれません。

Aさんによると、蒸しパンもお薦めとのこと。
先日炊いた小豆を甘納豆風にしてあるので、甘納豆入で作ってみようと思います。

さて、ここからは余談ですが、
実は私、パンを焼くのは半年以上お休みしていたのです。
今だから告白しますが、昨年の5月頃から肩の痛みに
悩まされ、生地をこねられなかったのです。
はじめは菜園を始めて力仕事をしたせいかと、あまり
気にしていなかったのですが、いっこうに痛みがとれず、
7月頃になってやっと、これはいわゆる「○十肩」だと
認めたのでした。

ネットで調べたらこれは時間が経てば必ず治るとあり、
痛くてもできるだけ動かすように努力するしか仕方なく、
時が過ぎるに任せていました。
そしてやっと年が明けた頃から、楽になっていることに
気づいたのですが、いや、それにしても長かった〜
またこれで時々パン焼き生活に戻れそうです。
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Commented by kanakina at 2011-02-16 09:33
そういえば私もパンを焼いていないなと。そろそろマフィンからパンに移ろうかな。
肩のことですが、家の母もそうとうな痛みがあった時があったのですが、今は何もなかったかのようにしています。不思議ですね。
Commented by happytable-eire at 2011-02-16 23:25
☆kanakinaさん、私もパンが焼けない間はマフィンでしのいでいました。
肩の痛み、お母さまもそうだったんですね。
私はまだ完全ではありませんが、知らぬ間に治ってる感じでした。
by happytable-eire | 2011-02-13 23:59 | ・Japanese | Comments(2)