愛蘭土の林檎の木の下で

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おはぎ 〜父の命日〜

9月18日は父の命日です。
今日でちょうど20年。台風の中でのお葬式でした。
私も母が亡くなった歳を越え、父が亡くなった歳にも近づいてきて、
父も母もつくづく早く逝ってしまったのだなと実感しています。

父は糖尿病を長く患い、その後はいろいろな合併症がでてきて、
亡くなる前の7年間は厳しい食制限を受けていました。
特に塩分の制限は厳しく、一日の許容量で一生懸命に作っても、
まずくて食べられないとひっくり返されたこともありました。
本当に少しの塩分でおいしく作ることは難しかったですから。

父はもともと、今風に言えばグルメな人で、私が子どもの頃から
憶えているだけでも、食材の買い方が豪快でした。
肉でも魚でも松茸でも、産地でキロ単位で買ってきては、
人に振るまうのが好きでした。
今思うと、母も大変だったでしょうね。

病気になる前は巨漢で、甘いものが大好きだった父。
故郷の丹後に帰る時には、いつも京都の鶴屋吉信の羊羹などを
お土産に持って帰り、結局ひとりで一本まるまる食べていたと
祖母が話していました。
そんな父も食制限がかかってからは、甘いものも好きなだけ
食べることができず可哀想でした。

そんな思いから、いつの頃からか父の命日にはおはぎを作って
お供えするようになりました。
お彼岸も近い時期なので、おはぎにしたのだと思います。

昨年ももうアイルランドにいましたが、もち米がなかったこともあって、
とても出来が悪かったので、今年は工夫しました。
もち米の代わりに、時々使う紅米を加えて炊いてみたら、うまい具合に
ごはんももちもちになり、小豆も北海道からのいただき物を使ったら、
とてもおいしいおはぎができました。

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こちらでももち米は手に入るそうなのですが、まだ見たことがないので、
うるち米に紅米をいつもより少し多めに加えて、しっかり浸水し、
圧力鍋でいつもより長めに圧力をかけて炊き上げました。
日本でももち米の割合は少なめの方が好きだったのですが、
今日のは全部うるち米だとは思えないほど、もちもち感がしっかり出ました。
色もほんのりピンクできれいです。

あんこでご飯を包んだのと、あんをご飯に包んできな粉をふったのと二種類。
仏壇代わりの写真と位牌の前にお供えし、あとは息子とふたりで頂きました。
あんこは甘さ控えめでしたが、ご飯をつく時に加えた塩気ととてもバランスがよく、
自分でもおもわず、「おいしい〜」とため息がもれるほど上出来でした。

父も喜んでくれたことでしょう。

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Commented by kobayashi at 2010-09-20 02:39 x
私も軽度ですが糖尿病と診断されています。父も糖尿病なので・・・でも仕事柄、飲みに行く事や食べに行くkとが多いです。気をつけないと・・ですね。
Commented by happytable-eire at 2010-09-20 03:05
☆ kobayashiさん、糖尿病は遺伝するので注意が必要ですね。
私も両親ともに成人病で亡くなったことで、健康に食べることや
医療の受け方を考えるきっかけになりました。
お互いに気をつけていきましょうね。
Commented by yuriko at 2010-09-20 09:30 x
お彼岸に、お下がりいただけるようなお菓子と思い買ってきましたが、もう少しの気持ちを足して手作りにすべきでした。反省!
我が家も両方のの家系に糖尿病があるので注意しなければいけなかったのですが・・・
忙しさにかまけていられませんね!
体がよろこぶ食事、こころがけます。 
Commented by happytable-eire at 2010-09-20 15:35
☆yurikoさん、ここでは買うこともできませんから、自分で作る
しかないんです。
父も実はこちらの甘ったるいケーキの方が喜ぶのかも(笑)
からだが喜ぶ=おいしい、そんな食事が理想ですね.
Commented by coco at 2010-09-25 18:18 x
はじめまして。。いつもお料理の写真を見て癒されてます♪ 
先月からダブリン郊外に住んでいて、最近の中秋の名月?をみて母のおはぎを思い出してたところです。もち米好きなので、紅米を入れる方法はいいですね(黒米入りご飯も好きでたまに食べてたので…) 日本から送って貰っておはぎを作ってみようかなと思います♪
Commented by happytable-eire at 2010-09-26 00:46
☆cocoさん、はじめまして。ダブリンへようこそ!
そういえば、私は食い気だけで月は見てなかったわ〜
もちろん、黒米でももちもち感が出ていいですね。
ぜひ作ってみて下さい。
by happytable-eire | 2010-09-18 23:59 | ・Japanese | Comments(6)