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愛蘭土の林檎の木の下で

granna.exblog.jp

「がんもどき」もどき

秋頃から時々行くようになったClontarfのNolan'sは地元の
ファミリー経営のスーパーなのに、その品揃えの豊富さには驚きます。
豆腐やもやしなどのアジア食品も定番で置いていますし、
大手のスーパーでは扱わないようなオーガニックやベジタリアン用の
食品も数多く置いています。
かといって、そういう食品を買うことはあまりありません。
なぜなら街のアジアマーケットに比べるとかなり高い。
たまにはいいけれど、いつもというわけにはいきません。

でも時々、どうしても試してみたくなる商品もあります。
それがこれでした。
商品名は「Sea Cakes」で、箱の写真を見るとまさにがんもどき。
原材料は豆腐、あらめ、ひじきなど、その名前の通り、豆腐を
ベースに海の幸を加えてあるようです。
でも、がんもどきのようにふんわりしてなくて、ずしっと重く、
揚げてありません。
またつなぎは使わずに型にぎゅっと詰めて形作ってあるようです。
箱の写真のように野菜とさっと煮てもよさそうですが、まずは
油でまわりがカリッとする程度に揚げてみました。
お醤油をさっとたらして食べると、白いご飯によく合うおかずに
なりました。
でも豆腐と具をぎゅっと固めてあるだけなので、滑らかさはなく、
ぼろぼろと崩れる感じです。
また、こちらのベジフードにありがちなスパイスを加えてあって、
和風の味とはちょっと違います。
一度さっと揚げてみたらおでんの具にできるかと期待しましたが、
これではちょっと無理ですね。
煮ているうちにぼろぼろと崩れてしまいそうです。

「がんもどき」もどき_e0149801_8274530.jpgがんもどき、京都ではひろうすと言いますが、水切りした豆腐に卵やおろした山芋を加えることでふんわりした食感になります。
上等のだと銀杏やキクラゲが入って、1個が150円くらいしたように思います。
手作りしても思うほど手間はかからず、揚げ立てをおろし醤油でいただくのは本当においしいものです。
またおでんの具には欠かせません。

この「がんもどき」もどきはやっぱり本物とは遠いもどきでした。
こちらのベジタリアンには好まれそうな食材だと思いますが、私がわざわざ買いたいと思うようなものではありませんでした。
おいしいがんもどきを食べたかったら、やっぱり自分で作るしかないですね。
by happytable-eire | 2010-01-11 23:59 | ・Japanese