2009年 11月 18日
Brown Soda Bread
先日久しぶりにTescoへ買い物に行きました。
Tescoはこちらの最大手のスーパーの一つ。
ふだんはSuperquinn とローカルのNolan’sでの買い物が多いのですが、
Tesco ブランドのオーガニック製品で愛用している製品がわりとあるので、
時々買い出しに行くかネットで注文してデリバリーしてもらいます。
一番近いTescoはかなり大きいので、時間がある時にはゆっくりと
細かく商品をチェックするのですが、今回は大きな収穫がありました。
ずっと探していたHOVISブランドの小麦粉を見つけたのです。
新しくここの小麦粉類の扱いを始めたようで、種類も豊富に揃いました。
これは兄の友人でベーキングの達人のAmandaがソーダブレッドに
使っているという粉なのです。
彼女のソーダブレッドを食べたときはちょっと衝撃的でした。
これがほんとにソーダブレッド?と思うほど柔らかくしっとり、まさに粉の旨味、
甘みを味わう感じ。
間違いなく今まで食べた中でいちばんおいしいソーダブレッドでした。
その場にいた彼女にすかさずレシピを教えてもらったのですが、
私のレシピとほとんど変わらない、ごく普通の伝統的な配合。
違ったのは焼く温度が少し低めの175℃だったことだけ。
するとAmanda曰く、
“It’s flour. I use HOVIS's Granary flour.”
やっぱり、使う粉で味が決まるんですね。
ソーダブレッドに使う粗挽きの粉が日本では手に入りにくかったので、
さまざまな粉と配合を試して、何とかこちらのソーダブレッドに
近いものにたどりつきました。
こちらへ来てからは、何の苦労もなく何種類ものソーダブレッド用の
粉が手に入るようになったのですが、それでも使う粉によって、
食感や味はまったく違ったものになるのです。
ブラウンソーダブレッドを焼くには粗挽きの全粒粉を使うのですが、
粒の残し方や挽き方がブランドによって差があり、種類がありすぎて、
どの粉を使うか、いまだに定まらずにいました。
これは何が何でもAmandaお薦めの粉で焼いてみなければ、
と探していたのです。
バターミルクも一緒に買って、帰ってすぐにいそいそと焼きました。
Amandaと同じように、今回は型に入れて。
そして焼き上がったのがこのソーダブレッドというわけです。この味です。
何ともいえない甘みがいい。
ただ焼き上がりはちょっと堅め。
バターミルクの分量にもよりますが、もう一つの理由がこの粉が強力粉であること。
この粉“Granary Bread Flour”とあり、つまり麦芽入りの強力粉なので
含有グルテン量が高いのです。
グルテンの形成でふんわり網目状のパンのきめができるのですが、
重曹で膨らませるソーダブレッドにはこのグルテンは必要なく、
生地をこねてグルテンの粘りがでてしまうと、
ソーダブレッドはガチガチに堅くなってしまうのです。
私も初めて焼いた時に知らずに強力粉を使い、
岩のような焼き上がりになってしまいました。
あれから20数余年、焼き続けてきてもまだ完成しない、
私のソーダブレッドです。
でもこの粉はたしかにおいしいので、もう少し配合を工夫してみたいと
思います。
ただ、このHOVISって英国のブランドなんです。
アイリッシュでないところがちょっとフクザツ。
Tescoはこちらの最大手のスーパーの一つ。
ふだんはSuperquinn とローカルのNolan’sでの買い物が多いのですが、
Tesco ブランドのオーガニック製品で愛用している製品がわりとあるので、
時々買い出しに行くかネットで注文してデリバリーしてもらいます。
一番近いTescoはかなり大きいので、時間がある時にはゆっくりと
細かく商品をチェックするのですが、今回は大きな収穫がありました。
ずっと探していたHOVISブランドの小麦粉を見つけたのです。
新しくここの小麦粉類の扱いを始めたようで、種類も豊富に揃いました。
これは兄の友人でベーキングの達人のAmandaがソーダブレッドに
使っているという粉なのです。
これがほんとにソーダブレッド?と思うほど柔らかくしっとり、まさに粉の旨味、
甘みを味わう感じ。
間違いなく今まで食べた中でいちばんおいしいソーダブレッドでした。
その場にいた彼女にすかさずレシピを教えてもらったのですが、
私のレシピとほとんど変わらない、ごく普通の伝統的な配合。
違ったのは焼く温度が少し低めの175℃だったことだけ。
するとAmanda曰く、
“It’s flour. I use HOVIS's Granary flour.”
やっぱり、使う粉で味が決まるんですね。
ソーダブレッドに使う粗挽きの粉が日本では手に入りにくかったので、
さまざまな粉と配合を試して、何とかこちらのソーダブレッドに
近いものにたどりつきました。
こちらへ来てからは、何の苦労もなく何種類ものソーダブレッド用の
粉が手に入るようになったのですが、それでも使う粉によって、
食感や味はまったく違ったものになるのです。
ブラウンソーダブレッドを焼くには粗挽きの全粒粉を使うのですが、
粒の残し方や挽き方がブランドによって差があり、種類がありすぎて、
どの粉を使うか、いまだに定まらずにいました。
これは何が何でもAmandaお薦めの粉で焼いてみなければ、
と探していたのです。
Amandaと同じように、今回は型に入れて。
そして焼き上がったのがこのソーダブレッドというわけです。この味です。
何ともいえない甘みがいい。
ただ焼き上がりはちょっと堅め。
バターミルクの分量にもよりますが、もう一つの理由がこの粉が強力粉であること。
この粉“Granary Bread Flour”とあり、つまり麦芽入りの強力粉なので
含有グルテン量が高いのです。
グルテンの形成でふんわり網目状のパンのきめができるのですが、
重曹で膨らませるソーダブレッドにはこのグルテンは必要なく、
生地をこねてグルテンの粘りがでてしまうと、
ソーダブレッドはガチガチに堅くなってしまうのです。
私も初めて焼いた時に知らずに強力粉を使い、
岩のような焼き上がりになってしまいました。
あれから20数余年、焼き続けてきてもまだ完成しない、
私のソーダブレッドです。
でもこの粉はたしかにおいしいので、もう少し配合を工夫してみたいと
思います。
ただ、このHOVISって英国のブランドなんです。
アイリッシュでないところがちょっとフクザツ。
by happytable-eire
| 2009-11-18 23:59
| Baking